TOP > ロマネスコの特徴
ロマネスコは、イタリア語で「ローマの」という意味です。
イタリアのローマが原産地であり、その地で食べられてきたためそう呼ばれています。
ブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせたような品種の野菜で、分類上はカリフラワーの仲間となっています。また、「ブロッコリー、カリフラワーの原種」とも言われています。
日本では、見た目の形から「サンゴ礁」とも呼ばれています。
色はキレイな黄緑色をしており、クリスマスツリーを集めたように見える為「世界一美しい野菜」と評されることもあります。
ロマネスコの特徴は、花蕾が「フラクタル構造」になっている不思議な形をした見た目にあります。
花蕾は一定のまとまりで螺旋状になっており、花蕾の先は尖った螺旋状になっています。
一部をどんな大きさで切っても、拡大して見れば全体と同じような形をしている構造をフラクタル構造と言います。
美しいフラクタル構造によりお料理の際の添え物や装飾として人気があります。
見た目はブロッコリーやカリフラワーに似ているロマネスコですが、味や食感はカリフラワーに似ています。生で食べても濃厚な甘さがあり、茹でることでさらに甘みが増します。口の中に入れるとコリコリとした食感があります。
一株当たり約450~600gで、約20キロカロリーとヘルシーであり、ブロッコリーやカリフラワーのようにクセがないので、さっぱりとしたお食事にも合わせて召し上がっていただけます。
ロマネスコはカリフラワーの一種で、ビタミン類を豊富に含んでおり、ビタミンCは野菜の中でもトップクラスの含有量です。ビタミンCは美容・健康には欠かせない栄養素であり、シミ、そばかすの原因となるメラニンの生成を抑える効果が期待できます。また、皮脂の過剰な分泌を抑える働きがあるので、ニキビ・吹き出物の予防、改善効果も期待できます。
ビタミン類だけでなく、血液の元になる鉄分や腸内環境を整える食物繊維も豊富に含んでいます。
美容・健康を気にされたり、便秘に悩んだりしている女性に特におすすめの野菜です。
ロマネスコの旬は11月頃の冬野菜とされています。
日本では北海道など寒い地域が主な産地になって全国に出荷されています。
しかし、まだまだ出荷量は少ないのが現状です。
見た目のキレイさから、原産のイタリアローマではサラダやバーニャカウダ、グラタン、パスタ等様々な料理に彩を揃える食材として食べられています。
軽く塩ゆでしてマヨネーズ味噌、チーズフォンデュ、天ぷらなどいろいろな食べ方で楽しむことができるので、是非お召し上がりいただきたいです。